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新しい年を迎え、本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。

皆様、お正月は、如何でしたか、昨年は、初夢でお正月から、整理券を配るほど、お客様が行列を作って下さった縁起よい夢のおかげで、忙しく働かせていただき有難うございました。「今年も!」と、期待して元日の夜、床に就きましたが、残念ながら同じ夢ではありませんでした。しかし、今年も元気一杯頑張りますので宜しくお願いします。

夢と言えば、芭蕉の辞世の句で有名な、『旅に病んで夢は枯野をかけ廻る』に付いて、ご紹介させていただきます。この句は芭蕉が亡くなる四日前に作って、そのあと、弟子の支考を呼んで『旅に病んでなをかけ廻る夢ごころ』と直したらどうかと訊ねたそうです。それに対して、支考は初めの句の方が良いと思うと答えたら、芭蕉はしばらく考えたのち、「こう言うのを執念と言うのかなあ、そういう執念を無くして死にたいものだなあ」と言ったと伝えられています。

「いのやん、また偉そうに難しい事を言って」と、口の悪い友人から電話が掛かるかも知れませんが、新年号に免じてもう少し書かせてください。何事もこれで良いのか?迷いに迷って、少しでも良い物を残したい、「執念」が芸術家を生かしているのでしょうか、私たちの家づくりの根底にもこの気持ちを忘れては成らないと思います。

話は変わりますが、「芭蕉」について、もう一席お付き合い下さい。
茶道の世界、数奇屋風建物や、庭園を語るとき、「侘び、寂び」と言う言葉を良く使います。はっきりと違いが解らないままに、使っていましたが、最近その違いを書いた本を古本屋さんで見つけましたので、ご紹介します。芭蕉、世阿弥の「さび」に対して、千利休が「わび」であると、定義されてありました。侘びと寂び、山下清画伯流に言えば、「どっちが軍隊の位で上かな?」程度の知識でしたが、以下に紹介します文章で、なんとなく解りましたので「話のネタ」としてお読み下さい。

【一言にしていへば、さびは無を根底にしているのに対して、わびは有と有の対比の観念である。巨大なものに対する狭小、派手に対する地味、豊富に対する欠乏、豪奢に対する謙虚でありながら、どこかに自己の優越を感じているといふところにわびがある。利休が無を根底とするさびまでいけずに、わびに終わったのは、信長、秀吉といふ独裁的武断政治家と直接結びついたことに由来する芸術家の必然の運命であった。中略・・・、一般にはさびと殆ど同意語として使われているわびの性格を、右のように規定し、それを歴史の中で考へたといふ点に、この書のいささかの特色があるといへるだろうか】以上です。

通信が皆様のお手元に届くころ、知恵熱を出して唸っているかも知れませんね??

最近、口の悪い友人が、携帯電話を持ったようで、時間に、関係なく掛けてきますので、困ります?(それさえ無ければエエ男なんですが)

「皆さん携帯電話のマナーは守るようにしましょう」

電話を掛けながらの運転は、飲酒運転と同じくらいの危険性(注意力が鈍る)があるそうです。(警察から何も貰ってませんが)
近年、「デジタル放送テレビ、インターネット、ホームページ、ダイレクトメールなど‥」情報溢れるばかりの社会だからこそ、思うことですが、これからはもっと古典に学ぶべきではないでしょうか、新しいものより、学ぶべきことが正しいと思いませんか。

新年に当り、そんな事を友人と食事しながら語り合いました。
「話が変な落ちになってすみません」

最後までお読みいただいた方、有難うございます。
末筆ですが、今年も皆さまの幸福をお祈りし、一月号の記事とします。
 

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