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日本の夏の暮らし

楽しい家づくり
梅雨も空けました。今年は前半雨が少なく、水不足を心配されましたが7月に入って雨が続き、何とか最悪の状態は免れたようです。今月は、室生の山で、通信の原稿を書いています。眼前には杉、檜の木立。川のほとりには大きな山椒の木、その周りにミョウガが群生していますので、そろそろ取りごろかと見てきましたが、雨が少ないせいか、まだ鼻先も見えませんでした。山椒を、5月に摘んだとき、取り残したのか、意外と低い枝に、実が二周り以上大きくなって、いっぱい残っています。硬い実をつまんで噛んでみたら、唇が痺れています。眠気覚ましにはもってこいですね。これでは鳥も食べに来ないはずだし、勿体無いのでもう一度摘んで、「粉山椒」にでも出来ないかと思っています。粉山椒といえば思い出すのが鰻の蒲焼でしょうか、暑い夏場のスタミナ源としては私も大好物です。近所に美味しいうなぎ屋さんがあり、手軽に行けるのが楽しみです。ことば遊びではないですが、鰻といえば、うなぎの寝床といって間口の狭い奥行きの長い、京都の町屋を思い出します。中庭に打ち水をすると、風が無くても風が生まれます。その涼風が、縁側の軒端に吊るした風鈴から涼しげな音色を聞かせ、ほんのりとした涼しさを感じる。そんな日本人の暮らしの知恵が、他にもいっぱいあり、(例えば室生の農家の奥さんの話では「朝5時に起きて畑仕事をし、暑い日中は、家の中で昼寝をします」と言われていました。)季節を楽しんだ暮らしが、今より、もっと暮しやすかったのでは、と思います。昼寝から目を覚まし、井戸で冷やしたスイカにマッカ瓜、その他、いろんな果物も、本物の太陽と土から出来た、旬のもので、きっと、美味しさがちがっていたのだと思います。大阪の夏は日本で有数の暑さと言われますが、我が家では今年もエアコンは使っていません。自然の風通し(パッシブクーリング)で充分暮していけます。建物の性能基準に、次世代省エネ基準とか、色々難しい基準がありますが、数値だけではなく、自然の風の流れとか、日本古来の季節ごとの暮らし方の知恵を活かせる建物かどうかを判断するべきではないでしょうか。しかし、今の住宅(建物)に使われる素材も、生活雑貨日用品も、殆ど、偽物が出回っていて、わが国は使い捨てのゴミばかりを買って、それを使って、暮しているのが大半の日本人の現状ではないでしょうか。そんな現実から、日本人としての、暮し方のから生活すべてに、アイデンティティを、だれも持ち合わせていないのが現実なのでしょう。
「あ!痛い。」靴下の上から「ブト」のような虫に刺されたようです。それに今度は、ブーンと音と共に、雀蜂のような大きな蜂が頭の上を旋回しています。一旦休憩します。
都会では、自然の昆虫や動物には全く危険を感じる暮らしは無くなりましたね。此処では、この時期、草むらを歩く時は、蝮に噛まれないように長靴を履くか、地下足袋が常識です。ここでは、都会の自然界で人間だけが科学技術の恩恵で何処までのんびり生きれるのか?という危機的思いを感じます。我々が造る家の、自然の木は、割れるし反ります。節もあります。割れない、反らない木は、マグロで言えばトロのようなもので庶民には手が出にくいものです。それを重用して、その他を捨てるのは自然を冒涜していると感じずにはおれません。いのこうの家づくりのテーマが、そんなところにヒントがあるように感じました。
「お父さんーー」此処では難しいことをいわずに、雑草刈って、汗かいて、スイカを食べて、ビール飲んで、昼寝して休憩してください!!」どこからか“まる”の声がしますので、もう少し言い足りないですが、またの機会として、この辺で終わります。この時期“まる”の大好物が、冷やしたスイカでした。前足で押さえて、白い皮まで綺麗に食べる様に、いつも笑って見ていました。家内の手にあるスイカが欲しくて戯れている無邪気な風景をスケッチした私の下手な絵を紹介します。暑気払いにお笑い下さい。
 

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